2005年04月02日

で、帰国美女にはなれたのか

さて、旅の総括をそろそろ始めようかと思う。
帰国して早3か月。もう余韻から抜け出してもいい頃だ。

旅や恋はその期間だけ、その後に想いを引きずる、という俗説がある。たぶん。
私の2か月の短く激しく燃え尽きた旅も、その例にもれず、
その後たっぷり2か月分はその余韻から抜け出せない抜け殻生活を余儀なくされた。

部屋でひたすら音楽を聴いていた。
働きもせず、外出もせず、人に会わず、
ただ、楽しくて、異次元だった旅の時間を反芻していたのだ。
やらなくてはいけないことはなかなかこなせなかった。

出会った人々、物事、文化、音楽、空気、温度、風景。
すべてをひとつひとつ取り出して、眺めていたのだ。

旅に出たことは本当によかったと思う。
貯金を使い果たした価値はあったのだ。

とてつもない経験と喜びをもたらしてくれた。
私の人生になくてはならなかった時間。

で、帰国美女にはなれたのか。

なれてるわけがありません。

当たり前ながら。

そう、魅力ある人間に成長できたかというと甚だ疑わしい。
胡散臭さだけを増して、むしろ縁遠くなったような気すらする。

そして、全うな道からはどんどんずれているところを走り出している、と思う。
ま、いわば負け犬街道。
無難で安全で建設的な一般道ではなく、
オモシロそう、という判断だけで選んでしまった行き先も知らず
途中でなかなか止まれなさそうな急行列車に乗り込んでしまったようだ。

でも、後悔は全くしていない。

そうしたかった、そうしかできなかったのだから。



考え方や価値観も随分変わった。

自分に対する考え方の再発見もたくさんあった。

何人かの友達ができた。

音楽に対する興味のはばが随分広がった。
いろんな音楽が好きになった。
音楽なしでは生活できなくなった。

英語コンプレックスがほんの少し解消された。ほんの少し。
大地に頭をたれて、砂をつかんで嘆かずに、
椅子にもたれて頭を抱える程度ですむ、という程度に。

衝動買いが大好きで、変身願望は相変わらず強いけれど
最小限度のものでも生活していけるということも。


そして、ひとつ残った思いは、どうしてもまた行かなくては、というものだ。
短期間の滞在では触れられない、
観光客として楽しんだにすぎないところよりも、
もっとなかまで踏み込みたい、暮らしてみたい、
という欲求を抑えきれずにいる。
私をこんなに惹きつけてゆさぶる人や文化。
もっと見たい、感じたい、知りたい。

日本が嫌いなわけではない。
日本語も日本文化も大好きだし、
恵まれて住みやすい国であると思う。

でも、行きたい。
恋した土地にはまた行きたい。

そのためにはお金も働いてためなければいけないし、
安定した将来を描けはしない。

自分の今後を踏まえて建設的な考え方をして出せる結論ではない。
どうしても、という強い、強い願望なのだ。

ということで、今はひたすら、
なるべく節約して働いてお金を貯めること、スペイン語や英語の勉強に励むこと、
音楽や文化など日本でも触れられるものにはどんどん触れて勉強したい、
ということを主軸にして生活しています。

ただ、まあ気が変わったらそれはそれで。
今日もひさびさ朝までコースで踊りにいきます。

体力不足を悲観しながら。もう眠いし。
posted by しだみえ at 22:18| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | After:Tokyo | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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